親の事務的ミスは許されない
親のミスで、長い間の子どもの努力が水泡に帰すようなことがあってはなりません。ここからは慎重に着実に物事を進めましょう。
ミスをしないためにも、これから入学手続きの日まで常に持ち歩く受験ノートを1冊用意してください。今後は受験に関することはすべてこのノートに記入するようにします。ノートの前半には日にちごとにしなければならないことを、ノートの後半には受験予定校別に親としてやるべきことを書き込んでいきます。
次に、万が一の場合を含め受験する可能性がある学校全部について、出願書類を入手し終わっているか、確認してください。もしまだの学校があったら、至急手に入れるようにします。
入手した学校については、募集要項を入念に読み、出願に当たって必要なものは何かを書き出し、それぞれの学校の欄に記入しておきます。
お金のことも重要です。受験料・入学手続き金はそれぞれいくらか、いつまでに振り込む必要があるのか、振り込む銀行・支店はどこか、こうしたこともノートの前半部分に記入しておきます。
このノートは、毎朝起きたら必ず目を通すクセを付けておくと、いちばん怖い「し忘れ」を防ぐことができます。
また、これからは1分1秒が貴重になります。勉強するときに必要な材料がすぐ取り出せるよう、今のうちに机の周りを整理整頓しておくことをお勧めします。年末の大掃除は今年は手抜きはしても、これまで受けた模試の答案、塾でやったプリント類などを教科ごとに分類してファイルしておくのです。ここへきて新しい物に手を出すより、一度やったものを復習するほうが、お子さんにはずっと身につきやすいからです。
これからもっとも大事な仕事のひとつに願書の記入があります。願書はいきなり書き出すと必ず失敗します。まずすべての願書をコピーし、そのうえで1校ずつ説明を必ず読んでからコピーに下書きします。志望理由など文章で書く欄があるときは、内容をどうするかご両親で相談し、どのくらいの大きさで書くと納まりがいいか、下書きの段階で見当をつけます。また文章は必ず別の目で確認。誤字・脱字がないか、主述関係が合っているか、チェックします。
これまでさんざん学校説明会でその学校を訪れているかもしれませんが、出願してはじめて正式に学校との関係が生まれるわけです。その最初の挨拶である願書は、心を込めて書きたいものです。
学校によって、いろんな点で書式は異なっていますから、それぞれの記入上の注意をよく読んでから書いてください。

