本命校の受験までどう過ごすか
埼玉・千葉、それに寮のある地方の学校の首都圏会場入試も大半が終わりました。
ですから読者のなかにはすでに合格・不合格の通知を受け取ったご家庭もたくさんあることでしょう。埼玉・千葉の受験生で、県内の中学が第一志望の場合は別ですが、東京・神奈川の受験生にとっては、これからの過ごし方が重要です。
○すでに合格校がある
幸いどこかに合格を取れているのなら、この合格を利用して「がんばったね! この調子なら○○中もいけそうね」と、子どもの気持ちを2月1日に向けて前向きにしてください。やる気を起こさせ、さらに力を引き出すことだけを考えればいいでしょう。
ただなかには、調子に乗って、受験を甘く見て勉強の手を抜く子がいます。お子さんの性格によりますが、そうなりやすい子の場合は、親は内心ではうれしくてもあくまで一段階突破しただけと、厳しい表情は崩さずにいたほうがいいでしょう。
そんな子の場合は、これまでの模試の答案から得点が低かったものを出してきてやらせるなどして、今一度手綱を締めてもいいかもしれません。
○予想外の不合格だった
問題は思ってもみなかった不合格の場合です。最近は掲示板のほかにインターネットを利用して合格発表する学校が多くなって、家でパソコンで合否を確認するケースが増えています。パスワードを入力して一人で見ているものですから、わが子だけが落ちたような心境に陥りがちです。
学校での合格発表なら、受かって喜んでいる親子はもちろんですが、落ちて肩を落としている親子の姿もなんとなく視野に入っているものです。ですから、わが子だけがという気持ちにはならないのですが、家で一人で見ているとどうしてもショックが増幅されます。
ですが、お子さんの前では決して動揺を見せてはいけません。不合格も織り込み済みのような顔をして、平然とした態度、言葉遣いでいてください。今は、お子さんがこれまで培ってきた力を発揮できるようにすること、このことだけを考えればいいのです。子どもは、気分が明るくのっていて、精神状態がリラックスできていてこそ力が発揮できるものです。乗らせることまでは無理にしても、家の雰囲気を明るくしておくこと、お子さんに不安を感じさせないことが大切です。
予想外の不合格だったりすると、お母さんが動揺してしまって、決めていた2月1日以降の受験スケジュールを変更したいといってくることがあります。が、ここまできて受験校を変更することは無謀です。これまで「過去問」をやるなどして対策を立ててきた学校はそのまま受けましょう。少々偏差値的には高くても、対策をしてきた学校のほうがやはり受かりやすいからです。
どうしても不安だったら、これまでに説明会に足を運んだことがある学校のなかからいちばんやさしい学校を選びましょう。出願書類が手元になければ、受験料・写真・印鑑・筆記用具を持って学校に駆けつけます。後半戦の学校の場合はその場で記入して出願することも可能です。
2月からは連日のように試験の付き添い、合格発表の確認、合格していれば書類の受け取り、入学金の納入、入学手続き…、不合格ならば付き添いがまだ続き、ケースによっては受験校探しから出願……と、疾風怒濤の日々になります。舞い上がらず一つ一つのことを落ち着いてこなしてください。

