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受験生活は「谷」あり、「谷」あり…

新学年が始まりました。6年生にとってはいよいよ受験学年。お母さんは「武者ぶるい」するような心境ではないでしょうか。が、わが子といえば、相変わらずのマイペース。受験生としての意識がまるでない……ように見える。ボケッとしている姿を見ると、イライラ……イライラ……。ノウテンキな返事をされたりすると、つい怒りがこみ上げ、口調もとがっしまう……。

 

 そんな後はきまって自己嫌悪。これからはそんなことを繰り返す日々が待っています。「そんなに勉強したくないなら、受験なんかしなくていい!」何度怒鳴ることになるか。時間が貴重になる秋以降になると、少しでも効率よく進めようと焦るお母さんと、ダラダラしているわが子との間でがぜん激しいバトルが繰り広げられます。

 

 でもこれはお宅だけの話ではありません。受験生をもつ家庭ならば95%はこんなものです。私は講演ではよくこんな言い方をしています。「受験生活は『谷』あり、『谷』あり……」。「『山』あり、『谷』あり」ではないのです。 もちろん、素直に勉強していたり、いい成績をとってきたり……『山』もあります。が、精神的には圧倒的に『谷』に感じることの方が多いのが中学受験です。

 

 これからは、通塾日数も増える(お弁当を作る回数が飛躍的に増加)、受験校を決めるために数限りなく学校を訪れることになる(模試でもらってくる偏差値でグラグラ)、朝早くから模擬試験に付き添う……など、体力もものすごく必要となります。塾の先生との面談、学校の先生への「言い訳」、学校、塾仲間のお母さんとの微妙な会話……神経もものすごく使います。受験を終えた後に、ほとんどのお母さんが、「こんなにも大変だとは思わなかった。二度とやりたくない」という感想を漏らします。まず、これからの生活はこんなものだという意識と覚悟を持ってください。

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このエントリーへのコメント

  1. みこ

    よくぞ、まぁ、ここまで中学受験生の母の気持ちをわかってくださるとは!
    まさに代弁していただいております。

    私は既に2人の男の子の中学受験を終えておりまして、今年最後となります、末娘の中学受験を残すばかり。

    さてさて、どんな展開が待ち受けておりますことやら。
    安田先生の『「谷」あり、「谷」あり』を、肝に銘じて、娘と歩んでまいりたいと思います。

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安田 理

【プロフィール】
東京都出身。早稲田大学卒業後、(株)学習研究社入社。
雑誌の編集長を務めた後、受験情報誌・教育書籍の企画・編集にあたる。教育情報プロジェクトを主宰、幅広く教育に関する調査・分析を行う。教育情報編集部長を最後に同社を退社。
2002年、安田教育研究所を設立。講演・執筆・情報発信、セミナーの開催、コンサルタントなど幅広く活躍中。

【WEBサイト】
http://yasudaken.com/