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子どもを前向きな気持ちにさせられるかが腕の見せ所

 前回お話したような、受験生としての意識がまるでなく遊んでいる姿、ボケッと日々過ごしている様子、何回言って繰り返すケアレスミス、返却された模試の成績表の愕然とするような合格可能性……気持ちが落ち込むことが次々に現れます。多くのお母さんは、本番に向かって、だんだん言葉がとがり、表情もきつくなっていきます。
 お母さんがこんなふうになって、叱られてばかり、怒られてばかりいれば、子どもの気持ちは弾みません。気分が暗くなるばかりか、自分は受からないのではないかと不安にもなります。
 こんな精神状態ではいくら長時間勉強したとしても、血となり肉とはなりにくいのです。
 企業のトップが業績の悪いことに不機嫌で、社員が下を向いている会社の業績が回復するわけがありません。トップの大事な資質のひとつに、「上機嫌でいること」があるのです。
 お母さんも同じです。受験にまつわるストレスは家の外で解消し、子どもにどれだけ上機嫌で接することができるかどうかが、お母さんの腕の見せ所です。
 えてして、神経質なお母さんより、大雑把なお母さんの子の方が、合格するというのはこうしたことなのです。

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このエントリーへのコメント

  1. カプチーノ

    身にしみるメッセージを有り難うございます。
    まさにその「返却された模試の成績表の愕然とするような合格可能性」
    を見たばかりの母です・・・・
    息子は6年生、初めての模試の結果でした。
    第一志望校へは偏差値でも14及ばず、惨めな結果にガックリ・・・
    でも、グッとこらえて、
    「初めての模試なのに頑張ったね、緊張したよね。得意な算数は平均以上でよかったね。」
    と精一杯の言葉をかけたつもりが、息子は沈んだままです。
    これでエンジンかかるかな?と期待したのに、早速テレビに逃避。
    爆発しない様に、忍耐するのが大変で、とても「上機嫌でいること」は難しかったです。
    でも、受験にまつわるストレスは家の外で解消すればいいんですね!
    自分が神経質だとは思ってもいなかったのですが、
    受験にどうやら受験にはもっと大雑把になるべきの様です。
    では早速明日からショッピングでもして、上機嫌心がけて頑張ります!!

  2. みこ

    安田先生、
    大雑把はできますが、上機嫌はできるかしら・・・

    女優になって子どもをいい気分にさせ、良い結果で中学受験を乗り切りたいです。

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安田 理

【プロフィール】
東京都出身。早稲田大学卒業後、(株)学習研究社入社。
雑誌の編集長を務めた後、受験情報誌・教育書籍の企画・編集にあたる。教育情報プロジェクトを主宰、幅広く教育に関する調査・分析を行う。教育情報編集部長を最後に同社を退社。
2002年、安田教育研究所を設立。講演・執筆・情報発信、セミナーの開催、コンサルタントなど幅広く活躍中。

【WEBサイト】
http://yasudaken.com/