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あって当然、親子のバトル

 受験生活では、親子ともにストレスがたまってきます。特に反抗期にさしかかる子どもにしてみると、友だちと思い切り遊べない、常に勉強に追いまくられている、親に管理されている、そうした気分が重なって、息詰まりを感じてくるものです。そんなストレスと受験へのプレッシャーがあいまって、親と子どもがぶつかる親子のバトルのシーンも増えてきます。

 「もう少ししっかりやらないと」と、激励のつもりでお母さんがかけた言葉に、「やっているだろう!」、「ママが勉強しているんじゃないんだから。だったらやってみてよ」とか「うざいんだよ」とか、かっとした子どもから激しい言葉が返ってくることがあります。お母さんのほうも「子どものため」にという意識があるため、ついかっとなって、「誰のためにママだって頑張っていると思うの」とヒステリーを起こしてしまいます。

 そんなぶつかりあいが生じたら、子どもとの間に少し距離をおいてみませんか。もしかしたら気づかずにいつの間にか過干渉になっているのかもしれません。必要以上に子どもの勉強に口や手をだし、指図していませんか。

 

 小学校も高学年になってくると、自分の意志や考えを持つしっかりとした自我が育ってくる時期です。いちいち親に指図されたり、リードされたりすることがうっとうしくなって当然です。

 

 そんな様子が見られたら、少し遠くから見守る気持ちで、本人に勉強やスケジュールの管理をさせてみるという手があります。本人の自覚が低くて、自己管理はとても無理だ、というのであれば、例えば家で勉強する時間を、塾の自習室で勉強してくる時間にあててみたりして、物理的に親子が顔を合わせる時間を少し減らしてみるというのもひとつの方法です。そんなちょっとした距離の置き方で、お互いの緊張感を回避することができたりするものです。

 

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安田 理

【プロフィール】
東京都出身。早稲田大学卒業後、(株)学習研究社入社。
雑誌の編集長を務めた後、受験情報誌・教育書籍の企画・編集にあたる。教育情報プロジェクトを主宰、幅広く教育に関する調査・分析を行う。教育情報編集部長を最後に同社を退社。
2002年、安田教育研究所を設立。講演・執筆・情報発信、セミナーの開催、コンサルタントなど幅広く活躍中。

【WEBサイト】
http://yasudaken.com/