2010 年 9 月
« 6 月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

ブログテーマ

最新のトラックバック

トラックバックはありません

一覧へ

大学合格実績の見方

 わが子に、ニート・フリーター・ワーキングプアになってもらっては困る。正社員にならないと結婚も出来ない。・・・・・・わが子がこれから生きていく社会の現実が厳しいだけに、わが子が「下流」にならないように、いい大学に進ませてやりたい。いま子どもを持つ多くの親がそうした心理状態にあるのではないでしょうか。
 大学合格者数は同じ学校でも年度によって大きく違います。それは、卒業生数が年度によってかなり違うこと、前年に浪人している人数が違うこと、教員構成が中1からずっと持ち上がる学年団というスタイルをとっている学校では、学年団を構成する教員の力量に差があること・・・・・・などで、教育内容に変化がなくても変わります。逆な言い方をすれば、大学合格実績が悪くなっても学校の中身が悪くなっているわけではないのです。ですから、単年度の数字で判断するのではなく、5、6年くらいのスパンで上昇傾向にあるのか下降傾向にあるのか見ることが必要です。
 また学校によって卒業生数が大きく違うので、絶対数だけを見るのではなく、率という視点が必要です。
 学校のHPをよくのぞくと思います。各校のHPを見ると、「進学実績」「進路状況」と表記していながら、実際は「のべ合格者数」の数字であることがほとんどです。これは、他校と比較されたときに見劣りするのを避けるため「のべ合格者数」で表記しているのです。
 「のべ合格者数」というのは、1人の生徒が10の大学(学部)に合格すれば10とカウントされます(「センター試験利用入試」の広がりでものすごく膨らんでいる学校がある)。
 これに対して、「進学者数」を公表する学校が徐々に増えてきました。生徒が実際に進んだ大学だけをカウントしようというもので、文字通り「進学実績」になるわけです。
 また、大学合格者数は、つい難関大学の数字ばかりに注目してしまいがちです。実際1名、2名でも東大合格者が出ると、翌年応募者数が飛躍的に増加するという現象がよく見られます。しかし、冷静に考えてみて「東大1名、2名」にわが子が入る確率がどれだけあるでしょうか。1人、2人の合格者数より、一番多く合格しているのはどのくらいの難易度の大学なのか、ボリュームゾーンの進学先のほうが、将来わが子の進路になる可能性が高いのではないでしょうか。
 このように大学合格者数としていろんな出版物、HPに出回っている数字からもいろんなものが見えるということをこの機会に知っておいてください。

このエントリーのトラックバックリンク



コメントを書く

【プロフィール】

【WEBサイト】