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子どもを前向きな気持ちにさせられるかが腕の見せ所
前回お話したような、受験生としての意識がまるでなく遊んでいる姿、ボケッと日々過ごしている様子、何回言って繰り返すケアレスミス、返却された模試の成績表の愕然とするような合格可能性……気持ちが落ち込むことが次々に現れます。多くのお母さんは、本番に向かって、だんだん言葉がとがり、表情もきつくなっていきます。
お母さんがこんなふうになって、叱られてばかり、怒られてばかりいれば、子どもの気持ちは弾みません。気分が暗くなるばかりか、自分は受からないのではないかと不安にもなります。
こんな精神状態ではいくら長時間勉強したとしても、血となり肉とはなりにくいのです。
企業のトップが業績の悪いことに不機嫌で、社員が下を向いている会社の業績が回復するわけがありません。トップの大事な資質のひとつに、「上機嫌でいること」があるのです。
お母さんも同じです。受験にまつわるストレスは家の外で解消し、子どもにどれだけ上機嫌で接することができるかどうかが、お母さんの腕の見せ所です。
えてして、神経質なお母さんより、大雑把なお母さんの子の方が、合格するというのはこうしたことなのです。

