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わが子の「語彙」を増やそう
今の子は学力のベースとなる「語彙力」がとても乏しくなっています。それは、親の責任も大きいと思います。
同年代としか話さなかったら、語彙が増えるわけがありません。語彙が不足していれば、新聞を読んでも本を読んでもわからない言葉ばかりです。意味がわからないから読む気が起きないのは当たり前。
これは親戚や隣近所の人が家に上がるのを敬遠するようになった、セールスなどの人を家に入れなくなった、子連れの外出はいつも車……要するに子どもがよその大人と接する機会を奪ってきた親の責任です。
「語彙力」を伸ばすための基本は家庭の中の会話です。そのためには親子で顔を合わせる時間を増やさなければなりません。塾やお父さんの仕事の都合でどうしても夕食は銘々バラバラな「個食」になってしまうのなら、少なくとも朝食だけは必ず一緒に摂るようにしましょう。
おじいさん、おばあさんが近くに住んでいたら、できるだけ遊びに行かせるといいでしょう。おじいさん、おばあさんに子ども言葉を使ってもらうのではなく、ごく普通に話してもらうのです。昔の話、家にある道具の話(畳、襖、箒など、古い家には今の子が知らないものがいっぱいあります)、年中行事の話……、そうしたものについての知識が、小説や物語を読んだときに理解を大きく助けてくれます。
また、親が本を読まないで、子どもが読むわけがありません。居間にはさまざまなジャンルの本を置いておき、親自身が読んでいる姿を見せましょう。また、子どもと一緒に辞書を引く、世界地図で場所を探す、時刻表を調べるといった調べることをしましょう。時間がかかっても、子どもにやらせることが大切です。
ごく当たり前のことを述べました。一つ一つは決して難しいことではありません。ただこれらを続けることは案外難しいものです。できることから始めてみてください。

